患者さんは歯茎が腫れて痛いということで来院されました。「現在、他院で根の治療中だが根の先に器具が残っていてこれ以上治療ができない」とのことでした。
根管治療時に歯の根を清掃する際に必ずリーマーやファイルという切削器具を使用するのですが、器具が疲労して破折してしまう場合があります。破折した器具は滅菌してある綺麗な器具なのでそのままでも問題ないことがほとんどなのですが、折れた器具周辺に感染が残っていると問題となる場合があります。
以前は、破折器具(リーマー)が原因で腫れている場合は抜歯か外科手術しかありませんでしたが、マイクロスコープ、CBCT、精密器具の登場、そして寺内先生が考案された破折器具除去テクニックなどにより、非外科的に(根管治療で)除去できる時代になってきました(根管の形状、折れた器具の長さや太さにより難易度が異なります)
まずは破折した器具の状態を確認するためにCTを撮影しました。
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午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
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午後:14:30~19:00
休診日:木曜・日曜・祝日