難症例の治療(Dr.三田)

噛むと痛い、歯茎が腫れて痛むということで来院されました。以前に数回根管治療を行ったことがあるとのことでしたので、精査のためにCTを撮影することにしました。

病変は大きく、炎症が長期間あったためか根尖大きく開いていました(根尖吸収)。歯根の根尖径の平均は歯種にもよりますが、0.25-0.35mm程度とされています。CT上で計測すると1mm以上でした。このように根尖が開いている場合は(0.6mm以上は)根管充填に根尖の封鎖性を考えてガッタパーチャ(ゴム)よりもMTAセメントを用いたほうが良いとされています。